関西を拠点にカフェやお菓子店に卸し、予約販売のみをおこなう、美味しいあんこ屋さんがいるのをご存知ですか?
その名も「あんこや ぺ」。
今回は、「あんこやぺ」でフリーあんこ職人として活動する竹内由里子さんの活動を見てみましょう。
この記事でわかること
あんこや ぺ って?
写真引用:Lmaga.jp
こちらが「あんこやぺ」店主の竹内由里子さん。
竹内さんはずっと決まった店舗は持たずに、お店のないあんこ屋として、店舗への卸しや予約販売をしていました。
ですが、今年6月大阪市北区にオープンした「キタの北ナガヤ」で、初の店舗を持つことが決まったのです!
場所はキタの北ナガヤにある「キタナガkitchen」スペース。
キタナガkitchenはさまざまなお店が出店する、“シェアキッチン”となっており、毎日違うショップが出店します。
甘いものやごはん系まで、日々違う楽しみがあるのが魅力なんだとか。
「あんこやぺ」は月曜限定で、月2、3回営業するそうですよ。
あんこは量り売りで、100グラム・250円から購入できます。
どれくらい人気なの?
キタの北ナガヤのFacebookの投稿です。
かなりの人気のようで、オープン初日も多くの人がうわさのあんこを買い求め完売したとのこと。
写真のあんこは大きめの粒がしっかりと残ったつぶあんで、見るからにふっくらと炊き上がっていて美味しそうですよね。
これは、あんこ好き、つぶあん好きにはたまらないんじゃないでしょうか。
買いに走りたくなる気持ちがわかりますね。
写真引用:graf
中之島のカフェ「graf」ではかき氷に添えられ、大正のコッペパン専門店「ライオンサーカス」ではパンの中身に使用されるなどしてきた「あんこやぺ」。
関西を中心とした10店舗に、手作りのあんこを卸してきました。
写真引用:デ カルネロ カステ
また、可愛い動物柄が人気のカステラ専門店「デ カルネロ カステ」では、抹茶カステラの生地にあんこが練り込まれています。
「材料にこだわって丁寧に作られていることや、小豆の風味を活かした優しい甘みが魅力です」と、同店主は絶賛します。
お菓子作りのプロも納得のあんこ、人気があるのも頷けますよね。
美味しいあんこ、どうやって作ってるの?
写真引用:キタナガkitchen
原材料は、北海道十勝産の小豆。
まず、豆を洗いながら「調子の悪そうな小豆」を選別するそうです。
地味だけど大事な作業、と竹内さんは語っています。
よく「野菜の顔を見る」という言葉を聞きますが、そうやって時間をかけて小豆の顔を見てくれているんですね。
この一工程だけでも、作り手のまごころが感じられますよね。
お砂糖は優しい甘みの粗糖を使用します。
それから、小豆の状態を見ながら3~4時間かけて炊き、蒸し上げるんだとか。
こまめなアクとりも欠かせないようですよ。
豆に向き合っている時間は、竹内さんにとって至福の時間だそう。
竹内さんのあんこに対する丁寧な接し方が、優しい味わいのあんこを生み出しているんですね。
あんこやぺさんのInstagramでは、その風景が垣間見られます。
昨年末に大きい寸胴鍋を買ったことや、小豆作りに挑戦しはじめたことなどが書かれていましたよ。
あんこ作りを始めたキッカケは?
竹内さんがあんこ作りを始めたきっかけはどんなものだったのでしょうか。
竹内さんは、好奇心からあんこを作ってみたことがきっかけで、上手にできたものを周りに配ってみると喜ばれた、と語っています。
その後口コミで広まり、今のように人気になったんだとか。
もともとお菓子作りや料理に興味のあった方なのかもしれませんね。
キタナガkitchenに行ってみよう!
写真引用:キタナガkitchen
キタナガkitchenは、大阪市北区中津1-15-35 キタの北ナガヤの1階、シェアkitchenスペースにあります。
「あんこやぺ」の営業は月曜日で、営業時間は午前11時~午後6時。
季節ごとの自家製フルーツシロップを使ったドリンクや、コーヒーもテイクアウトで販売されています。
マップはこちら。
地下鉄御堂筋線「中津駅」から徒歩1分の場所にあります。
最後に
いかがでしたか?
ふっくら柔らかなこだわりのあんこ、食べたら自然に笑みがこぼれそうです。
竹内さんの誠実な姿勢、材料への愛情が、そのままあんこに表れているのかもしれませんね。
今回紹介したキタの北ナガヤは、古民家再生、空き家の有効活用がコンセプトとのことで、そこもすごく魅力的ですよね。
気になった方はぜひ行ってみてくださいね!