7月1日静岡県沼津市にて、アジの干物を並べてギネス世界記録に挑戦する催しがあり、
市民約1000人が参加して534.31メートルにわたり3287枚もの干物が並べられました。
その詳細や、参加者たちの感想なども見てみましたのでどうぞ。
この記事でわかること
ギネス認定!その名も…
出典:朝日新聞
イベントはギネスワールドレコーズ(株)に則っておこなわれ、挑戦種目は「最も長い食用魚の列」です。
この種目は、ギネスワールドレコーズジャパン㈱が「町おこしニッポン」プロジェクトの中で推進しているものです。
市民が一体となって世界記録に挑戦することで、地域が活性化するとされ、特産品が「魚」である地域で過去にも開催されています。
前回の記録は?
過去にこの記録に挑戦したのは、以下の3つの地域とのこと。
・2014年 三重県鳥羽市 タイのひもの 1,000枚 認定。
・2016年 岩手県大船渡市 サンマ(鮮魚) 1,260尾 認定。
・2017年 岐阜県羽島市 サンマ(鮮魚) 2,176 尾 認定。
出典:なまずまつり
▲こちらの写真は前回の記録となった岐阜県羽鳥市のサンマを並べる様子。
そして今回、静岡県沼津市が目標に掲げたのは…沼津産アジの干物、3000尾!
3287枚でみごと達成されていますね!
どんなルールがあるの?
この記録もただ長く並べればいいというわけではなく、ルールがあります。
①調理されていない生の食用魚(丸ごと)の数(1種類のみでも複数種でも可)で記録すること。
②途切れず一つの列に並べ魚の端が両隣の魚に触れていること。
③隙間があってはならないこと。
④列の長さは記録の認定条件に含まれないこと。 となります。
参加人数に上限がないのが意外だったのですが…、そこは気にしないほうが良いですね。
人や、並べる魚を多く集めるのも大変なことですし、7月1日は炎天下の中の挑戦となったんですから。
完成した列を審査員が確認し終え、ギネス公式認定員が認定の宣言をすると、会場に拍手と歓声があがったそうです!
どうしてギネスに挑戦?
出典:ヌマヅノタカラ
沼津市は「アジの干物」を大正初期から生産し、現在国内生産量4割を占め、日本一を誇っています。
一方で、干物を加工するメーカーはピーク時の半分以下にまでに減少しており、今回は、アジの干物をPRするためにイベントが企画されました。
7月1日は、沼津市内の水産加工業者による「沼津ひものの会」が決めた「沼津ひものデー」となっており、普及活動に取り組んでいるそう。
今回を機に、沼津の水産業にさらに活気と元気があふれていくことを願っています。
やってきた意外な敵!?
当日は美味しそうな匂いをかぎつけたのか、上空でトンビが旋回してアジの干物を狙っていたとのこと!
トンビにアジをかっさらわれないように、警戒しながらのギネス記録挑戦だったようです。
少しでも列を乱されれば、ギネス記録が認定されなくなるので大変ですよね。
アジの干物が無事で本当によかったですね!
並べたアジの干物は、参加者に3匹ずつ振舞われました。
ぬまづひもの祭りが同時開催
当日は沼津中央公園にてぬまづひもの祭りが開催されました。
「ぬまづひものの会」による販売ブースや、飲食ブースが軒を連ねたとのこと。
また、ギネス記録達成後に持ち帰る干物を、会場内で焼くスペースもあったようです。
きっと賑わって楽しかったことでしょう。
その様子は、ツイッターでもつぶやかれていました。
参加者たちの感想は?
https://twitter.com/usa0831/status/1013270639719747584
こちらは干物をさっそく会場で焼いてるところですね!
美味しそうなにおいがこちらにも伝わってきます。
沼津市民の想いを乗せてHAPPY PARTY TRAIN。レールはどこまでつながるかまだまだわからないね。
— みかん探訪記 (@mikantanbouki) July 1, 2018
ウソみたいだろ。全部アジ干物なんだぜ。
ギネス記録だそうです。
二時間炎天下に耐えれたら参加費百円で参加記念として三枚、アジついてて美味しいです。 pic.twitter.com/hrSDNABpfu
Happyなつぶやきで、こちらも嬉しくなってしまいますね。
次は、並べている映像です。
アジの干物をずらりと並べてギネスの記録に挑戦しようという催しが1日、静岡県沼津市の狩野川右岸堤防で開かれ、市民約1000人が参加しました。(賢)オリジナル版は→https://t.co/kf0hImlDK4 pic.twitter.com/F97muEe6oU
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) July 1, 2018
結果は無事にギネス記録を更新して、アジの干物3287枚を534.31mの長さに渡って途切れずに並べたことが正式認定されまして、記念の缶バッジをいただき、参加した方に、アジの干物3枚をいただきました。
— 綾瀬みちる@8/12日曜日東地区ペ-53ab 横浜紅茶館 (@yokohamatearoom) July 1, 2018
焼き場で焼きたてをいただく。持ち帰る方は保冷剤をもらえるようになってます。暑くて生焼け状態。 pic.twitter.com/8JlRiUG8hc
記念の缶バッジまであったんですね!
「世界一長い食用魚の列」に挑戦してきました。暑い中なかなか待たされて大変だったのですが、見事3,287枚のアジの干物の列でギネス世界記録に認定されました。沼津の名産品がもっと知られるといいなー。 pic.twitter.com/Y6nVjFR5Sd
— 地底人かきたま (@pokeTC_meganest) July 1, 2018
暑い中本当に大変でしたよね。
今回のことで、沼津の「アジの干物」を知る人はたくさんいると思いますよ。
私もそのひとりですから。
最後に
いかがでしたか?
今回は、ギネス記録の概要と詳細をお伝えしました。
見ていたら、アジの干物を食べたくなってきてしまいますね。
こうした地域の明るいニュースを知ると、こちらまで元気になれる気がします。
沼津市のアジの干物、そして、日本の水産業を応援しましょう!
※7月3日 追記
早速、沼津のアジの干物、買って食べました!
お魚のうまみがつまってて美味しい!
干物ってあんまり買ってなかったけど、これからはいっぱい食べようと思います。