「トイレには~それはそれは綺麗な~女神さまがいるんやで~♪」
トイレが風水学上、金運と密接な関係があるというのは有名な話ですよね。
今回は、それを象徴するかのような7人の神様の話を紹介します。
7人の神様がレースで競争!結果は…?
日本は古くから八百万(やおよろず)の神々が住まう国といわれ、あらゆるものに神様が宿ると信じられてきました。
もちろん、家のなかにも神様がいらっしゃいます。
私の家でも台所と居間の高い場所に神棚があり、お正月などの行事の際は、家族みんなで手を合わせてきました。
新しい家が完成すると、神様たちはいっせいにスタートし、家の中のどの場所を自分の居所にするか競争するそうですよ!
そんなレースに興じる7人の神様のお話です。
今日も7人の神様は、新しく出来上がった家を目指してスタート。
少しでも居心地のよい場所をとるために、いっせいに走り出します。
1番早くゴールした神様は、広くて見栄えのよい応接間を陣取ります。
2番目に着いた神様は、応接間の次に見栄えがよく、たくさん人が訪れる玄関に決めます。
3番目に着いた神様は、玄関の次に見栄えがよく、テレビが立派な居間に決めます。
4番目に着いた神様は、残っている場所のなかで一番良さそうな寝室に決めます。
あと残っているのは、台所、お風呂、そしてトイレ。
5番目に着いた神様は、その中で一番格の高そうな台所を持ち場とします。
6番目に着いた神様は汚れを洗い流すお風呂を担当することになります。
息を切らしてようやくたどり着いた7番目の神様は、最後に残っているのはトイレしかないので、トイレに入っていきます。
なぜいっせいにスタートしたのに、これほど到着に差が出るのでしょうか?
単純にかけっこの得意・不得意?いいえ、違います。
それは、神様たちの持ってくる荷物の量が、まるっきり違うからなのです。
1番目の神様は何も持たずに手ぶらで、軽快に走ってきます。
2番目の神様は小さな紙袋、3番目の神様は小さなバッグ、4番目の神様は小さなリュック。
5番目の神様は中くらいのリュック、6番目の神様は、大きく膨らんだリュック。
そして7番目の神様は…、
山男が背負うような、ものすごく大きなリュックを背負って来るのです。
そのために、早く着こうと思っても、どうしても最後になってしまいます。
大きな大きなリュックの中には金銀財宝がつまっていて、その家を裕福にしてあげようと来てくれる、とても心のやさしい神様なのです。
ありがたいことですよね。
この神様のお名前は、「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」というそうです。
うすさま明王さまに感謝する教え
出典:wikipedia
写真は、奈良県生駒市にある宝山寺のもの。
7人の神様の話を私が初めて聞いたのは友達からなのですが、この話は、著作家で2011年に永眠された小林正観さんの著書に書かれている話です。
小林正観さんによると、トイレに「うすさま明王さま、ありがとうございます」と書いて置くと良いことが起きるとのこと。
また、Wikipediaにも書いてありますが、うすさま明王さまがやる気になってくださるトイレの真言というものがあるそうです。
その真言とは、「オン クロダノウ ウンジャク ソワカ」。
うすさま明王さまの名前を言い、「オンクロダノウ ウンジャクソワカ、オンクロダノウ ウンジャクソワカ」と唱えながらトイレ掃除をすると、なぜか臨時収入が入ってくるそうです。
真言は、意味がわからなくても良いから、とにかくその言葉を唱えること。
初めは損得勘定で初めてもかまわないから、とにかく面白がってやることが大切なんだとか。
やっぱり人間、完璧に純粋な心を持とうとしてもなかなか出来ません。
うすさま明王さまに真言を唱えて掃除をする、というのはきっと、神様に感謝の気持ちをもつということですよね。
スピリチュアル関連の話ですが、自分の守護霊さんに感謝の気持ちを伝えると、守護霊さんが喜んでくださるという話を聞いたことがあります。
たぶん、「オーラの泉」とかでやってたんじゃないでしょうか。
それと同じで、その場所をお守りくださる神様をありがたく思いながら掃除をすると、神様もさらにやる気になってくれる、という事じゃないでしょうか。
同じ掃除をするのでも、めんどくさい、嫌だなーって気持ちで掃除すると、神様も喜ばない気がしますよね。
そういう意味でも、面白がって、積極的な気持ちで続けることが大事ですね。
素手でズボッと…?トイレ掃除
ところで、小林正観さんはトイレを素手で掃除することを勧めている一人です。
初めて著書で読んだときは意味が理解できず、「ゴム手袋とかを付けずに掃除するってこと?それなら私もやってるけどなー」なんて思ったんですが。
トイレブラシなどを使わず、素手で便器の中、奥の奥まで磨くということです。
これをようやく理解したときは、かなりの衝撃を受けました。
この素手掃除は、素手で磨くほうが細かい汚れがわかりやすい、謙虚な心や精神的な成長が得られる…などの利点があり、
学校や会社で実践しているところも増えてきているんだとか。
そういえばある番組で、ダウンタウンの浜ちゃんも、厳しかった全寮制の学生時代、学校の方針で素手でトイレ掃除してたと言ってました。
イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんも、長年素手でトイレ掃除を続けてこられ、NPO法人「日本を美しくする会/掃除に学ぶ会」としてさまざまな活動をされている方です。
出典:東洋経済ONLINE
出典:埼玉新聞
この生徒さんたちは、NPO日本を美しくする会の研修会のもと素手で学校のトイレを磨いたそうです。最初は素手でおこなうことに抵抗があったそうですが、やり終えたあとには大きな達成感があった様子。
素手掃除に賛否両論
素手でトイレを掃除することに前述したようなメリットがあることは確かですが、衛生的な面から批判的な声も出るようです。
たしかに、子どもをもつ親の立場だと、子どもが素手で便器を触ることに抵抗があるのも頷けます。
手を洗っても、汚染は完全にはなくならないという声も見かけました。
かくいう私も、素手でするメリットを頭では理解しているつもりでも、なかなか踏み込めない一人です。
一度自分で勝手に引いている線を越えてしまえば、次第に慣れていくような気もしますが…。
まずは感謝の気持ちをもってトイレを綺麗にし、それを続けることが大事ですね。
最後に
いかがでしたか?
トイレ掃除って大切なんだなあ…と思いますよね。
自分も書いていて、トイレ掃除に俄然やる気がわいてきました。
トイレをピカピカに磨くと、気持ちいいし、充実感があります。綺麗なトイレにしておくと、みんなが喜ぶし、気持ちよくトイレを使えます。
そういった心のありようが、良い波動となって好循環を生み出すんでしょうね。
ぜひ一緒にトイレ掃除を続けてみましょう。